男性に人気のノコギリヤシ

もともと北米から中南米の原住民らに民間薬として活用されていたノコギリヤシを、ヨーロッパに持ち帰った人がいました。
これがきっかけになって、ノコギリヤシの優れた効能が医療研究者らの注目の的となり、全世界に広まっていったのです。
いつごろから人類に活用されるようになったのかは、文献そのものがないので明らかになっていません。

こうした謎めいたところが、ますます人々の興味をひきつける要因にもなっているのでしょう。
原住民らも、男性の尿トラブルの改善や滋養強壮薬として活用していたようですので、活用方法は現代も変わりません。
ノコギリヤシのどういった成分に、どのような機能があるかといいますと、主要な成分は油脂成分です。
オリーブに似た果実に含まれています。

ですから現地では明かりをともすための灯油もしくは食用油としても活用されていました。
薬にもなり、日用雑貨にもなりと、多種多様な使い方ができるノコギリヤシはまさに万能薬と言っても過言ではありません。
日本では主にサプリメントとしての活用が一般的です。
各種脂肪酸、およびステロールといった成分が、頻尿や前立腺肥大症に強く働きかけ、改善へ導くのです。

他にオレイン酸やリノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸といった成分も含まれており、尿トラブルの改善に大きく関与してることが明らかになっています。
リノール酸といえば、体に脂肪をためにくくさせる油脂成分として、よく知られていますが、これらを摂取することによって、どろどろ血も改善してくれるので、動脈硬化やメタボ体質も、同時に改善されていきます。
血流がよくなることにより、頭皮環境も整うので、抜け毛予防にもつながります。
飽和アルコール成分も豊富なので、滋養強壮に効果的です。
なんといっても、ノコギリヤシを有名にしたのは、前立腺肥大症の改善や男性ホルモンバランスの整備です。

これらに大きく関与しているのが、Βシトステロールという成分です。
男性ホルモンのバランスがよくなったことで、さらに抜け毛が抑制されますので、はげで悩んでいる人にもおすすめです。
体に良いものが豊富なので、精力を高めて若々しくいたいという人や健康を維持したいという人にもオススメです。